《中日對照讀新聞》Ｈ７Ｎ９型のウイルスの怖さを遺伝子を使って研究する(Ｈ７Ｎ９型病毒的危險基因研究)

Ｈ７Ｎ９型がたの鳥とりインフルエンザのウイルスは、ことしの春はる、中国ちゅうごくの東ひがしのほうなどで人ひとへの感染かんせんが続つづきました。今いままでに１３０人にん以上いじょうが感染かんせんして、４３人にんが亡なくなりました。

日本にっぽんやアメリカ、イギリスなどで研究けんきゅうしている人ひと２２人にんがこのウイルスについて一緒いっしょに意見いけんを発表はっぴょうしました。その中なかで「冬ふゆになると、またウイルスが出でる可能性かのうせいがあります。ウイルスの怖こわさを調しらべるために、ウイルスの遺伝子いでんしの並ならび方かたを人ひとが変かえる実験じっけんをします」と言いいました。

そして、遺伝子いでんしがどのように変かわると、ウイルスの毒性どくせい（＝病気びょうきを起おこす力ちから）が強つよくなるかを調しらべます。抗こうウイルス薬やく（＝ウイルスを弱よわくする薬くすり）が効きかなくなるかや、人ひとが飼かっている牛うしや鳥とりなどの動物どうぶつや人ひとに感染かんせんしやすくなるかも調しらべます。

意見いけんを発表はっぴょうした人ひとたちは、おととし、ほかのウイルスが感染かんせんする力ちからについて研究けんきゅう論文ろんぶんを出だすつもりでした。しかし、研究けんきゅう論文ろんぶんをテロに使つかう人ひとがいるかもしれないという理由りゆうで、アメリカ政府せいふは出ださないように言いいました。

意見いけんを発表はっぴょうした人ひとたちは、今回こんかいは研究けんきゅうを行おこなう場所ばしょが安全あんぜんかどうかや研究けんきゅうの計画けいかくについて、専門せんもん家かに調しらべてもらうと言いっています。